<新興国eye>トルコ5月失業率、予想通り8.4%に低下―11年6カ月ぶり低水準

新興国

2024/7/11 10:43

 トルコ統計局が10日発表した5月の失業率(季節調整後、15歳以上)は8.4%と、前月(4月)の8.5%を下回り、市場予想とも一致した。12年11月(8.4%)以来11年6カ月ぶりの低水準。1年前の10%やコロナ禍前の20年1月の13.0%を大きく下回っており、失業率は21年4月の13.5%をピークに低下傾向にある。

 15-24歳の若年層の失業率は15.0%と、05年以降で過去最低水準となった前月の14.7%(改定前14.5%)を上回り、2月の15.5%以来の高水準となった。ただ、1年前の16.3%を大きく下回っている。

 他方、労働供給の余地(活用できていない労働力)を示す、いわゆる未活用労働者比率(labour underutilization rate)は季節調整後で25.2%と、前月の27.2%から低下、3月(24.1%)以来の低水準となった。雇用市場のたるみ(労働力の供給過剰)感が緩和。コロナ禍により外出制限など規制が強かった21年1月の29.3%を下回っている。

 未活用労働者はさらに長時間の就労を希望している就業者と求職活動をしている失業者、求職活動はしていないが就業を希望している潜在労働力人口を合計したもので、労働供給の「伸びしろ」を示す。

 失業者数(15歳以上)は前月比2万7000人減の301万1000人と、4カ月連続で減少。また、前年同月比では31万4000人減と、1年前の水準を大幅に下回った。

 雇用者数は前月比27万3000人増の3292万人と、増加に転じた。前年比は126万7000人増と、急増。雇用率は50%と、前月(49.6%)を上回り、5カ月連続で上昇、前年同月の48.4%を上回り、05年以降で最大となっている。

 また、労働市場参加率は54.5%と、前月(54.2%)を上回った。前年同月の53.5%を上回り、これも05年以降で最大となっている。

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上場MSエマ<1681.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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