日産自、東北大学と常温暗所でも効果を発揮する空気酸化触媒活性種によるウイルス不活性化技術を開発

株式

2022/9/22 15:35

 日産自動車<7201.T>は21日、東北大学薬学研究科などと共同で「常温暗所でも効果を発揮する空気酸化触媒活性種によるウイルス不活性化技術」を開発したと発表した。

 同社と東北大学薬学研究科、同大の材料科学高等研究所および多元物質科学研究所と共同開発した今回の技術は、有機ニトロキシルラジカル酸化触媒を活用することを特徴とする。ラジカル触媒は、触媒作用を向上させる物質(助触媒)と協働し、空気中の酸素を酸化剤としてさまざまな有機化合物を酸化する。また、通常、酸化には光照射が必要だが、常温暗所でも効果を発揮する特長があるという。将来的には空調機器や空気清浄機のフィルター、抗菌・抗ウイルス性基材に加え、マスク、医療用各種繊維製品など、幅広い応用が期待されるとしている。

 22日の終値は、前日比1.1円安の520.2円。

提供:モーニングスター社

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