日電波が急騰、23年3月期第2四半期および通期業績予想の上方修正で買い人気

株式

2022/9/26 10:28

 日本電波工業<6779.T>が急騰し、一時148円高の1580円を付けている。前週22日引け後、23年3月期第2四半期(22年4-9月)および通期の連結業績予想(IFRS基準)を上方修正し、一転して増益見通しとなり、買い人気を集めた。

 上期業績予想は、売上高が242億円から262億円(前年同期比17.7%増)、営業利益が23億円から40億円(同40.9%増)に引き上げられた。車載向けを中心に売上が想定以上に伸び、為替が想定を上回る円安水準で推移する見通しのため、売上高は期初予想を大きく上回る見通しとなった。利益では、売上高が伸びるほか、約4億円の受取保険金をその他の営業収益として計上する見通し。

 通期業績予想では、売上高が500億円から540億円(前期比18.9%増)、営業利益が50億円から80億円(同54.4%増)に増額された。下期は車載および移動体通信向けを中心に売上が伸びる見通し。円安が継続する前提(下期の対ドル為替レートを135円と想定)とする結果、通期売上高は期初予想を上回る見通しとなった。費用面ではDX(デジタルトランスフォーメーション)に向けた基幹業務システム刷新に必要な費用が計画以上に増える見込みだが、増収効果により、期初の利益予想を上回る見通しとなった。

 午前10時26分時点の株価は、前営業日比118円高の1550円。

提供:モーニングスター社

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