明日の日本株の読み筋=神経質な展開か、米国株にらみ変わらず、9月末権利取りの動きも

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株式

2022/9/27 16:30

 あす28日の東京株式市場は、神経質な展開か。米国株にらみの展開は変わらず、27日のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の発言や、米9月CB消費者信頼感指数などの重要経済指標を受けて米マーケットがどう反応するかが注目される。ただ、欧米の金利上昇、景気後退懸念は根強く、積極的な買いは期待しにくい。一方、あすは9月末決算銘柄の配当金・株主優待の権利付き最終日で権利取りの動きを誘う可能性もある。

 27日の日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、2万6571円(前日比140円高)引け。朝方は、きのう大幅に3営業日続落した反動で自律反発狙いの買いが先行した。26日の米国株式は続落したものの、日本時間27日の時間外取引での米株価指数先物高も支えとなり、上げ幅は一時250円近くに達した。ただ、買い一巡後は引けにかけて上値が重くなった。午後は、手掛かり材料難で手控え気分となった。市場では、「時間外で米株先物が値を上げているが、これで米国株が下げ止まったかは分からない」(準大手証券)との声が聞かれた。

提供:モーニングスター社

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