【深センIPO】コモディティ商品市場データサービスの山東卓創資訊が28日に公募開始、1500万株発行予定

サーチナ

中国株

2022/9/28 9:08

 深セン証券取引所の創業板への上場を目指している、山東卓創資訊(301299/深セン)が9月28日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1500万株を発行予定で、公募価格は29.99元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2004年設立の民営企業で、17年に株式会社化した。エネルギー、化学工業、農業、金属などの業界におけるコモディティ商品市場データモニタリング、取引価格評価、業界データ分析を主業務としている。国家統計局、発展改革委員会、農業農村部、新華社通信、中央電視台(CCTV)と良好な業務提携関係を持ち、生産企業、流通企業、先物・商品取引所、金融機関、政府機関、科学研究機関、メディアなどを顧客に持つ。ウェブサイトのほか、モバイル端末向けサービスなどを提供しており、1日あたりの情報更新量は5万3000件以上を誇る。登録ユーザー数は300万件を超えており、1日あたりのアクセス数は150万件と中国国内の業界でトップクラスだ。12年には情報サービス業界で最初の「中国馳名商標」に選ばれた。

 21年における売上構成は、情報サービスが83.60%、コンサルティングサービスが10.13%、リサーチ業務が5.38%となっている。

 21年12月期の売上高は2億5052万元(前期比14.74%増)、親会社株主に帰属する純利益は5000万元(同3.57%減)。22年1〜6月期の売上高は1億3354万元(前年同期比7.81%増)、親会社株主に帰属する純利益は3593万元(同18.35%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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