ポエックが急落、22年8月期の連結業績予想を下方修正し一転営業減益に

株式

2022/9/28 14:14

 ポエック<9264.T>が急落。一時96円安の1104円を付け、8月9日の上場来安値1151円を割り込んだ。27日引け後、22年8月期の連結業績予想を下方修正し、嫌気された。

 22年8月期業績予想は、売上高が前回予想の67億8900万円から58億600万円(前期比7.2%減)、営業利益が同3億4300万円から2億6800万円(同2.9%減)に引き下げられ、一転して減収減益見込みとなった。コロナ感染被害の拡大により中国では主要都市でロックダウンが相次ぎ実施され、その影響を受けて特に環境エネルギー事業に関連した産業機材の生産や物流の遅延が続いた。また、半導体不足の影響が重なったことで納期の遅延、案件工事の延期が頻発し、収益圧迫につながった。

 最終損益予想については前回予想の1億3000万円の黒字から8400万円の赤字(前期は1億5700万円の黒字)に転落する。投資有価証券評価損、貸倒引当金繰入額を特別損失として計上し、100%出資する子会社(AS株式会社)における最終損失を組み入れたことによる。

 午後2時12分時点の株価は、前日比96円安の1104円。

提供:モーニングスター社

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