明日の日本株の読み筋=9月末配当落ち分埋めなるかに注目

国内市況

株式

2022/9/28 16:38

 あす29日の東京株式市場は、米国株にらみの展開に変わりはないが、9月末配当銘柄の権利落ち日であり、配当落ち分(推定220円超)を埋められるかどうかが注目される。28日の日経平均株価は大幅反落したが、終値で心理的なフシ目となる2万6000円を死守した。相場に落ち着きが戻れば、目先下値到達感を引き出す可能性もある。もっとも、欧米の金利上昇、景気後退への警戒感は根強く、投資家心理の悪化が続けば、下値探りの展開も予想される。

 28日の日経平均株価は大幅反落し、2万6173円(前日比397円安)引けとなった。27日の米国株式市場でNYダウが連日で年初来安値を更新した流れを受け、売りが先行した。米アップルの新型iPhoneの増産計画断念報道や、アジア株安なども重しとなり、下げ幅は一時630円を超えた。ただ、売り一巡後は権利取りの動きもあって引けにかけて下げ渋った。市場では、海外株安を横目に外国人投資家の日本株売りが指摘されており、その流れに歯止めが掛かるかどうかが注視される。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ