太陽光材料の協キン科技HD、急増するニーズ踏まえ顆粒状シリコン・高純度ナノシリコン生産拡充へ

サーチナ

中国株

2022/9/30 9:09

 中国の太陽光発電材料メーカーである協キン科技HD<GCLテクノロジーHD>(03800/香港)が9月26日、内モンゴル自治区にて顆粒状シリコンや高純度ナノシリコン生産拠点建設プロジェクトを発表した。

 同社は2006年設立で07年に香港メインボードに上場した。太陽光発電用の多結晶シリコンおよびシリコンウエハーの製造、販売およびバイオ発電、ゴミ焼却発電、風力発電、太陽光発電などクリーンエネルギーの提供を手掛ける。21年12月期の売上高は196億9797万元(前期比24.36%増)、純利益は47億100万元(前期は62億7125万元の赤字)。22年1〜6月期の売上高は153億2598万元(前年同期比74.1%増)、純利益は66億8846万元(同2.65倍)。

 26日に発表した公告によれば、同社の董事会が同日、内モンゴル自治区烏海市で年産10万トンの顆粒状シリコン、年産15万トンの高純度ナノシリコンの生産工場および工場向けクリーン電力供給設備建設プロジェクトに投資することを議決した。

 プロジェクトが完了すれば、既存および現在建設中の生産拠点を合わせて顆粒状シリコンは年産50万トン、高純度名のシリコンは年産30万トンの生産能力を持つことになる。同社は新たな生産拠点建設により、絶えず高まり続ける顆粒状シリコンおよび高純度ナノシリコンのニーズを満たすことができるとしている。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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