明日の日本株の読み筋=様子見気分か、米経済指標控え見極めムード先行も

国内市況

株式

2022/10/3 16:28

 あす4日の東京株式市場では、様子見気分か。米金融引き締めによる景気後退懸念が根強いなか、今週は米国で3日の9月ISM(米サプライマネジメント協会)製造業景況指数に続き、5日に9月ADP雇用統計、9月ISM非製造業景況指数、週末7日には米9月雇用統計など重要経済指標の発表が相次ぐ。結果次第で米国株に影響を与えるだけに、見極めたいとのムードが先行する可能性がある。

 3日の日経平均株価は大幅反発し、2万6215円(前週末比278円高)引けとなった。朝方は、前週末の米国株安を受け、売りが先行した。時間外取引での米株価指数先物の下げも重しとなり、下げ幅は一時300円を超えた。ただ、売り一巡後は、売られ過ぎ感や米株先物の持ち直しもあって押し目買いや買い戻しにプラス浮上した。後場入り後は上値が重くなる場面もあったが、先物買いを交えて一段高となり、終盤には上げ幅が280円を超えた。この日は一時2万5621円まで突っ込み、6月20日の直近安値2万5520円を視野に入れ、いったんテクニカルリバウンドに転じたとの見方もあったが、市場では「これで目先底打ちとは言い切れず、外部環境にらみの展開に変わりはない」(中堅証券)との声が聞かれた。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ