明日の日本株の読み筋=もみ合い商状か、日経平均2万7000円台前半からは戻り売りが出やすいとの声も

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株式

2022/10/4 16:32

 あす5日の東京株式市場で、主要株価指数はもみ合い商状か。4日の日経平均株価は大幅続伸し、2万6992円(前日比776円高)引けとなった。米長期金利の低下を背景に3日の米国株式が3営業日ぶりに急反発し、その後の時間外取引の米株価指数先物の一段高も支援した。心理的なフシ目となる2万7000円を目前にとらえ、現地4日の米長期金利・米国株次第で大台回復が期待される状況だ。ただ、市場では「2万7000円台前半の水準からは戻り売りが出やすいとみられ、ここから上は売買が交錯する可能性がある」(準大手証券)との声が聞かれた。

 テクニカル上では、26週線(2万7261円)、200日線(2万7330円)、75日線(2万7405円)、25日線(2万7430円)など上値抵抗線がズラリと並ぶ。また、次なる「マド」(9月21日安値2万7297円-22日高値2万7197円)を控えており、上昇の勢いが続くかどうかが注目される。「週末の米9月雇用統計、来週の米CPI(消費者物価指数)、来月のFOMC(米連邦公開市場委員会)というスケジュールを控え、結果次第で揺れる可能性がある」(国内投信)だけに戻りを試す展開になりにくいとの指摘もある。

提供:モーニングスター社

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