放電精密が急落し連日で年初来安値、23年2月期の一転赤字見通しを嫌気

株式

2022/10/5 14:09

 放電精密加工研究所<6469.T>が急落し、一時36円安の557円を付け、連日で年初来安値を更新した。4日引け後に23年2月期の連結業績予想を下方修正、一転して赤字見通しとなり、嫌気された。

 23年2月期業績予想は、売上高が123億4700万円から120億8800万円(前期比6.8%減)に減額され、営業損益は3億5000万円の黒字から2億4900万円の赤字(前期は6億3400万円の黒字)に転落する。金型事業で自動車関連が下期に急激な減産となり、機械装置等事業で下期に納入を予定していたプレス機が主要な電子部品の納入遅れで翌期にズレることなどから減収幅が広がる。損益面では、電力をはじめとした動力費や副資材等が想定以上の高騰により全セグメントでコストアップの見通しとなり、特に下期に入り自動車関連の大幅な落ち込みで採算が悪化する。

 同時に発表された第2四半期累計(22年3-8月)決算は、売上高が60億2500万円(前年同期比6.2%減)、営業損益が5200万円の赤字(前年同期は2億7100万円の黒字)だった。

 午後2時9分時点の株価は、前日比30円安の563円。

提供:モーニングスター社

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