<相場の読み筋>10月7日

2022/10/7 7:45

 6日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比346.93ドル安の2万9926.94ドル、ナスダック総合指数が同75.327ポイント安の1万1073.311ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億4688万株、ナスダック市場が43億4775万株だった。クックFRB(米連邦準備制度理事会)理事は講演で、物価の安定には利上げ継続が必要との考えを明らかにした。米10年物国債の利回りが3.8%台に上昇(価格は下落)したほか、7日には米9月雇用統計の発表を控えることもあり、ポジション調整売りが強まり、NYダウは一時、410ドルを超える下げをみせる場面もあった。NYダウ採用銘柄では、スリーエム(3M)やIBM、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなどが、値下がり率の上位に入っている。

 7日の東京株式は反落後、弱含みの展開か。日経平均株価はきのう6日、取引終了間際に上げ幅を縮小。現地6日の欧米株式が下落したこともあり、売り優勢のスタートとなろう。現地7日の米9月雇用統計の発表を控えることや、週末はスポーツの日を含めて3連休となることから、様子見姿勢が強まるとみられ、積極的な売買は期待しづらい。為替相場は、ドル・円が1ドル=145円トビ台(6日は144円57-60銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=142円トビ台(同143円28-32銭)と円高に傾いている。6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、日電産<6594.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、6日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比265円安の2万7025円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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