日経平均は195円安と5日ぶり反落、午後はもみ合い商状、米雇用統計や3連休を前に手控え=7日後場

 7日後場の日経平均株価は前日比195円19銭安の2万7116円11銭と5日ぶりに反落。朝方は、売りが先行した。米長期金利の上昇を背景に6日の米国株式市場で主要3指数が下落したことを受け、寄り付き後まもなく2万6921円90銭(前日比389円40銭安)まで下落した。一巡後は先物買いを交えて下げ幅縮小の流れとなり、前場終盤には2万7198円91銭(同112円39銭安)まで引き戻す場面があった。ただ、買いは続かず、午後は2万7100円近辺でもみ合い商状となった。米9月雇用統計の発表や3連休を前に手控え気分に傾いた。

 東証プライムの出来高は11億1196万株、売買代金は2兆7195億円。騰落銘柄数は値上がり500銘柄、値下がり1254銘柄、変わらず82銘柄。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株が軟調。第一生命HD<8750.T>、T&DHD<8795.T>、MS&AD<8725.T>などの保険株も安い。ダイキン<6367.T>、三菱重工<7011.T>、IHI<7013.T>などの機械株や、住友鉱<5713.T>、大阪チタ<5726.T>、邦チタ<5727.T>などの非鉄金属株も売られた。リクルートHD<6098.T>、楽天グループ<4755.T>、エムスリー<2413.T>などのサービス株や、住友商<8053.T>、三菱商<8058.T>、三井物産<8031.T>などの卸売株も値を下げた。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>、大王紙<3880.T>などのパルプ紙株もさえない。

 半面、JR東海<9022.T>、JR東日本<9020.T>、JR西日本<9021.T>などの陸運株が堅調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も高い。

 個別では、C&R社<4763.T>、オーバル<7727.T>、ディスコ<6146.T>、アイスタイル<3660.T>などの下げが目立った。半面、エノモト<6928.T>、乃村工芸<9716.T>、カナミックN<3939.T>、Wスコープ<6619.T>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、31業種が下落した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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