<特集>続・下期に突入、期待の銘柄は?(1)=富士電機―パワー半導体で成長加速、円安も追い風
2022/10/7 17:44
富士電機<6504.T>をマークしたい。EV(電気自動車)や再生エネルギー関連機器向けのキーパーツであるパワー半導体の伸びが同社の成長をけん引する見通し。欧米各国の金融引き締めが株式市場を揺さぶるなか、急落するような場面があれば狙いたい銘柄の1つだ。
パワー半導体は電流や電圧の制御などの機能を持ち、EV向けモーターでは駆動制御、電池の充電、直流・交流の変換など様々な場面で使われる。同社は次世代パワー半導体と言われるRC-IGBT(逆導通型絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)に強みを持つ。さらに、従来のシリコン半導体と比較して高い電圧に対応でき、低損失、高温にも耐えるなどの特性を持つSiC(炭化ケイ素)半導体に力を入れ、増産体制を整えている。
足元で1ドル=140円台半ばで推移する円安も追い風だ。同社では第2四半期(7-9月)以降の前提為替レートを120円としているが、1円の円安は8000万円程度の営業利益の増益要因になると見られ、現状の推移を踏まえると増額修正の余地が大きい。23年3月期の連結業績は売上高が前期比5.5%増の9600億円、営業利益は同9.6%増の820億円を見込む。中期経営計画では24年3月期に売上高1兆円、営業利益率8%の目標を掲げてきたが、1年前倒しでの達成が濃厚になってきた。
提供:モーニングスター社
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