<相場の読み筋>12月7日

2022/12/7 7:45

 6日の米国株式は、NYダウが前日比350.76ドル安の3万3596.34ドルと続落、ナスダック総合指数が同225.047ポイント安の1万1014.890ポイントと3日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億7977万株、ナスダック市場が44億7764万株だった。FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げの長期化が引き続き警戒されたほか、景気後退懸念から売り優勢の展開となり、NYダウは一時520ドルを超える下げをみせる場面もあった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、メタ(旧フェイスブック)やアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、エヌビディアなどが下落している。

 7日の東京株式は、軟調な展開か。きのう6日の日経平均株価は続伸したものの、現地6日の欧米株式が下落した動きを受け、売り優勢スタートとなりそう。積極的に買い進む手がかりに乏しいなか、模様眺めムードが広がりそう。また、週末9日に12月限株価指数先物・オプションのSQ(特別清算指数)値の算出を控え、「SQ週の水曜日は荒れやすい」とのアノマリー(論理的に説明できない動き)もあり、注意したい。為替相場は、ドル・円が1ドル=137円前後(6日は136円94-95銭)、ユーロ・円が1ユーロ=143円台の半ば(同143円65-69銭)と小動き。6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、日電産<6594.T>、村田製<6981.T>などが、6日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比200円安の2万7660円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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