日経平均は55円高と続伸、上値は重く値下がり銘柄数は1200超に=2日後場

 2日後場の日経平均株価は、前日比55円17銭高の2万7402円05銭と続伸して取引を終えた。朝方から買いが先行し、午前9時3分には、同125円56銭高の2万7472円44銭ときょうの高値を付けている。買い一巡後は、戻り待ちの売りに押される場面がみられるなど、上値の重い展開だった。一方で、決算発表が本格化するなか、好業績銘柄への個別株物色が継続された。為替市場では1ドル=128円50銭台で推移し、午後は小動きとなっている。東証プライムの出来高は11億9648万株、売買代金は2兆8939億円。騰落銘柄数は値上がり524銘柄、値下がり1242銘柄、変わらず70銘柄だった。

 市場では「米国株はFOMC(米連邦公開市場委員会)に向け上昇してきただけに、いったんは材料出尽くし感から売りが優勢となることも想定される」(中堅証券)との慎重な声も聞かれた。

 東証業種別指数は全33業種のうち、6業種が上昇、27業種が下落した。キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株や、野村<8604.T>、マネックスG<8698.T>などの証券商品先物株が上昇。テルモ<4543.T>、オリンパス<7733.T>などの精密機器株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も高い。ZHD<4689.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も堅調。

 個別では、合同鉄<5410.T>、テノHD<7037.T>、中部鋼鈑<5461.T>、eBASE<3835.T>、新日科学<2395.T>などが上昇。半面、Eガディアン<6050.T>、IWI<4847.T>、住友化学<4005.T>、中央発條<5992.T>、BIPROG<8056.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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