<相場の読み筋>5月19日
2023/5/19 7:45
18日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比115.14ドル高の3万3535.91ドル、ナスダック総合指数が同188.272ポイント高の1万2688.838ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億6764万株、ナスダック市場が44億3320万株だった。5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数がマイナス10.4となり、市場予想平均のマイナス19.8よりも良好だった。米国の債務上限問題に関し、共和党のマッカーシー下院議長が、来週にも下院で採決できる道筋がみえると発言したと報じられ、デフォルト(債務不履行)の回避に向けた動きが期待された。また、23年2-4月の決算を発表したウォルマートが、24年1月通期の業績予想を引き上げたことが好感された。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ネットフリックスやエヌビディア、アドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが上昇した。
19日の東京株式は、堅調な展開が続きそう。日経平均株価は連日で年初来高値を更新した強い動きや、現地18日の米国株式が続伸した動きから、買い先行スタートとなろう。外国為替市場で、ドル・円が1ドル=138円台の半ば(18日は137円81-83銭)と円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=149円台の前半(同149円06-10銭)と小動き。対ドルでの円安を評価し、輸出関連銘柄を中心に堅調な値動きが期待される。ただ、後場の取引終了前の時間帯では、週末要因や急ピッチな上昇に対する警戒から、ポジション調整の売りで、上値が重くなることもありそう。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日本製鉄<5401.T>、アドバンテスト<6857.T>、ローム<6963.T>などが、18日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比315円高の3万905円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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