DyDoが反落、24年1月期第1四半期決算は赤字に

株式

2023/5/29 15:54

 ダイドーグループホールディングス(DyDo)<2590.T>が反落し、95円安の4900円を付けた。前週末26日引け後、24年1月期第1四半期(23年1月21日-4月20日)の連結決算を発表。前年同期から赤字幅は縮小したものの赤字が続き、嫌気された。

 第1四半期決算は、売上高が471億200万円(前年同期比34.9%増)、営業赤字は5億3900万円(前年同期は9億8600万円の赤字)だった。売上高は、連結子会社のダイドードリンコと、アサヒ飲料との自動販売機事業に関する包括的業務提携で、23年1月23日にダイナミックベンディングネットワークを設立。それにより、アサヒ飲料の100%出資子会社3社が同社の連結子会社となったことが寄与。損益面では、国内飲料事業は、原材料価格やエネルギーコスト高、自販機関連コストの増加など厳しい状況だったが、価格改定の効果や子会社増加効果などで、収益性が改善した。

 通期業績予想については、トルコ飲料事業において、引き続きIAS第29号「超インフレ経済下における財務報告」に定められる要件に従い、会計上の調整をすることになるが、現時点で、合理的な影響額を算出することが困難とし、通期業績予想は未定を継続。今後、業績予想の算定が可能となった時点で、改めて公表するとしている。

 29日の終値は、前週末比95円安の4900円。

提供:ウエルスアドバイザー社

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