日経平均は319円安、連騰の反動で利益確定売りが先行

 31日午前10時時点の日経平均株価は前日比319円69銭安の3万1008円47銭。30日の米国株式は高安まちまちながら、きのう日経平均が4営業日続伸し、連日でバブル経済崩壊後の高値を更新したことで、連騰の反動から利益確定売りが先行した。円安一服も重しとなり、株価指数先物売りを交えて下げ幅を拡大し、一時3万928円88銭(前日比399円28銭安)まで下落した。その後は下げ渋っているが、戻りは限定されている。

 業種別では、丸紅<8002.T>、三菱商<8058.T>、三井物産<8031.T>などの卸売株が軟調。SUMCO<3436.T>、三益半導<8155.T>などの金属製品株や、王子HD<3861.T>、大王紙<3880.T>などのパルプ・紙株も安い。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株や、京王<9008.T>、東武<9001.T>、東急<9005.T>などの陸運株も売られている。INPEX<1605.T>、K&Oエナジ<1663.T>などの鉱業株もさえない。

 半面、三菱UFJ<8306.T>、りそなHD<8308.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株が堅調。四国電力<9507.T>、北陸電力<9505.T>などの電気・ガス株も高い。

 個別では、DmMiX<7354.T>、エムアップH<3661.T>、サンケン<6707.T>などが値下がり率上位。半面、日野自<7205.T>、モバファク<3912.T>、ADワークス<2982.T>などが値上がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

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