<新興国eye>ブラジル中銀週報:23年GDP見通しを1.68%増に引き上げ

新興国

2023/6/6 8:49

 ブラジル中央銀行が5日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の1.26%増から1.68%増に引き上げられた。引き上げは4週連続。1カ月前は1.00%増だった。24年の見通しは1.30%増から1.28%増に引き下げられた。1カ月前は1.40%増だった。

 また、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の5.71%上昇から5.69%上昇に引き下げられた。引き下げは3週連続。1カ月前は6.02%上昇だった。24年の見通しも4.13%上昇から4.12%上昇に引き下げられた。1カ月前は4.16%上昇だった。

 23年末時点の政策金利見通しは前週予想の12.50%に据え置かれた。据え置きは7週連続。24年末時点の見通しも10。00%に据え置かれた。据え置きは16週連続。次回6月会合時点の見通しも13.75%に据え置かれた。据え置きは27週連続。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の5.11レアルから5.10レアルに引き下げられた。引き下げは3週連続。1カ月前は5.20レアルだった。24年末時点の見通しも5.17レアルから5.16レアルに引き下げられた。引き下げは2週連続。1カ月前は5.25レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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