<米国株情報>ゲームストップは急落、第1四半期の決算に失望―CEO解任も嫌気

株式

2023/6/9 10:07

 ビデオゲーム機器・ソフト販売大手ゲームストップ<GME>が8日、前日比17.89%安の21.44ドルと大幅に反落し、5月以来の安値圏で取引を終えた。7日引け後に発表した24年1月期第1四半期(23年2-4月)の決算や、マット・ファーロングCEO(最高経営責任者)の解任発表が嫌気された。

 第1四半期は売上高が前年同期比10%減の12億3700万ドルにとどまり、市場予想を下回った。一方、最終赤字は5050万ドル(前年同期は1億5790万ドルの赤字)、1株当たり損益(EPS、希薄化後)は0.17ドルの赤字(同0.52ドルの赤字)と、それぞれ縮小している。

 ファーロング氏のCEO解任は決算の前に発表された。解任の理由は明らかにしていない。一方、大株主のライアン・コーエン氏が取締役会長に昇格する。コーエン氏は21年に代表権を持たない会長に就任している。

 同社株はSNSなどで注目を集め、短期間に株価が急動意する「ミーム株」として知られるが、8日の終値が下値支持線として意識されていた200日移動平均線と50日線を割り込んでおり、今後は22-23ドルを目指すとき、売り圧力が強まる可能性があるとの見方があった。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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