<相場の読み筋>6月19日
2023/6/19 7:45
前週末16日の米国株式は、NYダウが前日比108.94ドル安の3万4299.12ドルと反落、ナスダック総合指数が同93.250ポイント安の1万3689.571ポイントと7日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が30億6141万株、ナスダック市場が72億4043万株で、同日は株価指数先物、同オプション、個別株先物、同オプションの清算日にあたり、膨らんだ。
リッチモンド連銀のバーキン総裁が講演で、今後発表される経済指標でインフレ率の低下が確認されなければ、さらなる利上げを容認する考えを示し、利上げ継続への警戒感が高まる格好となった。また、週明けの19日が奴隷解放記念日の祝日で休場となるため、3連休を控えた手じまい売りも重しとなった。6月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)は63.9となり、市場予想平均の60.0を上回った。NYダウ採用銘柄では、ウォルト・ディズニーやマイクロソフト、ユナイテッドヘルスなどが、値下がり率の上位に入っている。
19日の東京株式は、もみ合いか。前週末16日の強い地合いが継続し、買い優勢スタートとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=141円台の後半(前週末16日は141円14-16銭)、ユーロ・円が1ユーロ=155円前後(同154円43-47銭)と円安に振れており、輸出関連銘柄には支えとなりそう。ただ、現地19日の米国市場は、奴隷解放記念日の祝日で休場となることから、米国系投資家からの資金流入の減少が見込まれ、手控えムードが広がる場面も想定される。前週末16日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、コマツ<6301.T>、パナソニック<6752.T>、ソニーG<6758.T>などが、同16日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同16日の大阪取引所清算値比25円高の3万3675円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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