<相場の読み筋>12月7日

2023/12/7 7:45

 6日の米国株式は、NYダウが前日比70.13ドル安の3万6054.43ドルと3日続落、ナスダック総合指数が同83.200ポイント安の1万4146.712ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億4387万株、ナスダック市場が48億304万株だった。米11月ADP雇用統計で、非農業部門の雇用者数が季節調整済みで10万3000人増となり、市場予想平均の13万人増に届かなかった。労働市場の過熱感が後退しているとの見方が優勢で、NYダウは反発する場面もみられた。ただ、8日には米11月雇用統計の発表を控えることから、積極的に買い進む動きが限られるなか、利益確定売りに押された。NYダウ採用銘柄では、アメリカン・エキスプレスやインテル、ジョンソン・エンド・ジョンソンが値下がり率の上位に入っている。

 7日の東京株式は反落後、もみ合いか。日経平均株価はきのう6日に大幅上昇した反動や、戻り待ちの売りが先行するとみられる。きのう上げ幅が大きかっただけに、落ち着きどころを探る展開となりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(6日は146円96-98銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=158円台の半ば(同158円56-60銭)と小動き。6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINEヤフー<4689.T>、パナソニック<6752.T>、三井住友<8316.T>などが、6日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比290円安の3万3160円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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