<相場の読み筋>2月28日

2024/2/28 7:45

 27日の米国株式は、NYダウが前日比96.82ドル安の3万8972.41ドルと続落、ナスダック総合指数は同59.049ポイント高の1万6035.300ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1039万株、ナスダック市場が56億210万株だった。米2月CB(コンファレンス・ボード)消費者信頼感指数は106.7となり、市場予想平均の115.0を下回った。景気の先行き不透明感が意識される中、NYダウは利益確定売りが優勢となった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやマイクロン・テクノロジー、ネットフリックスなどが買われた。また、EV(電気自動車)開発事業から撤退し、AI(人工知能)事業を強化すると報じられたアップルが堅調だった。

 28日の東京株式は、上値の重い展開か。日経平均株価はきのう27日、連日で史上最高値を更新したものの、短期的に急騰した反動や利益確定売りに押される場面もみられた。手掛かり材料に欠けることから、積極的に買い進みにくく、停滞商状となる展開もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=150円台の半ば(27日は150円35-36銭)、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の前半(同163円21-25銭)と小動き。27日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、日本製鉄<5401.T>、みずほ<8411.T>などが、27日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比20円高の3万9290円だった。

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