<相場の読み筋>3月8日

2024/3/8 7:45

 7日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比130.30ドル高の3万8791.35ドル、ナスダック総合指数が同241.832ポイント高の1万6273.375ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億4520万株、ナスダック市場が49億7366万株だった。目標株価を引き上げられたエヌビディアやマイクロン・テクノロジーズを中心に半導体関連株が買われ、ナスダック総合指数は1日に付けた取引時間中の史上最高値を上回る場面もみられた。米週間の新規失業保険申請件数は、季節調整済みで21万7000件となり、市場予想平均よりも多かったが、市場の反応は限られた。NYダウ採用銘柄では、アメリカン・エキスプレスやアマゾン・ドット・コム、マイクロソフトなどが値上がり率の上位に入っている。

 8日の東京株式は反発後、堅調な展開か。日経平均株価は、きのう7日に大幅に3日続落した反動や、現地7日の米国株式が続伸した動きを受け、買い先行スタートとなろう。リバウンドを狙う買いや、押し目を拾う動きから、しっかりした展開が見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=148円トビ台(7日は147円93-95銭)と小動きの一方、、ユーロ・円が1ユーロ=162円トビ台(同161円15-19銭)と円安に振れている。7日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、東エレク<8035.T>、ソフバンG<9984.T>などが7日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物6月物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比170円高の3万9530円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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