<相場の読み筋>3月11日
2024/3/11 7:45
前週末8日の米国株式は、3日ぶりに反落した。NYダウが前日比68.66ドル安の3万8722.69ドル、ナスダック総合指数が同188.262ポイント安の1万6085.113ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億4416万株、ナスダック市場が58億4555万株だった。米2月雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比27万5000人増となり、市場予想平均の同20万人増よりも多かった。堅調な雇用情勢を受け、NYダウは上昇する場面もみられた。ただ、連騰していたエヌビディアが利益確定売りに押されたことを受け、半導体関連株が下落し相場の重しとなった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアのほかインテル、アプライド・マテリアルズなどが下落した。
11日の東京株式は反落後、もみ合いとなりそう。日経平均株価は、前週末8日に上値の重い展開だったことや、現地8日の米国株式が下落したことから、売り先行スタートとなろう。SOX(フィラデルフィア半導体株)指数も大きく下げており、半導体株関連銘柄は軟調な展開を強いられそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(前週末8日は147円87-89銭)、ユーロ・円が1ユーロ=160円台の後半(同161円67-71銭)と、円高方向に振れていることから、輸出関連銘柄には重しになるとみられる。前週末8日のADR(米国預託証券)は円換算値で、パナソニック<6752.T>、TDK<6762.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、同8日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同8日の大阪取引所清算値比725円安の3万8785円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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