日経平均は267円安と5日ぶり反落、株価指数先物に断続的な売り=25日前場

 25日前場の日経平均株価は、前週末比267円19銭安の4万621円24銭と5日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)は同22.44ポイント安の2790.78ポイントと7日ぶりに反落した。前週末22日は、日経平均が連日で終値ベースでの史上最高値を更新したものの、連騰が続いた反動や、急激な上昇による短期的な過熱を警戒し、売りが先行。弱含みで推移するなか、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに下げ幅を拡大した。午前11時21分には、同319円66銭安の4万568円77銭を付ける場面がみられるなど、安値圏で推移した。東証プライム市場の出来高は8億3401万株、売買代金は2兆2571億円。騰落銘柄数は値上がりが491銘柄、値下がりは1101銘柄、変わらずは60銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち24業種が下落、9業種が上昇した。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、王子HD<3861.T>、大王紙<3880.T>などのパルプ紙株が下落。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、OLC<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も安い。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も軟調。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も弱い。一方、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が高い。

 個別では、北越コーポ<3865.T>、さくら<3778.T>、ジャムコ<7408.T>、ミスミG<9962.T>、オロ<3983.T>などが下落。半面、プロレドP<7034.T>、北海電<9509.T>、FPG<7148.T>、トーメンデバ<2737.T>、アイザワ証G<8708.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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