日経平均は474円安と5日ぶり大幅反落し安値引け、プライム値下がり数は7割超え=25日後場

 25日後場の日経平均株価は、前週末比474円31銭安の4万414円12銭と5日ぶりに大幅反落。TOPIX(東証株価指数)は同35.58ポイント安の2777.64ポイントと7日ぶりに急反落した。日経平均株価は前週(18-22日)に2200円近い上昇となっていたことから、急激な上昇による短期的な過熱を警戒し、売りが先行。弱含みで推移するなか、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに下げ幅を拡大。後場に入っても弱い動きが続き、安値圏で軟調な展開となるなか、取引終了にかけ下げ幅を拡大した。東証プライム市場の出来高は16億1094万株、売買代金は4兆3417億円。騰落銘柄数は値上がりが348銘柄に対し、値下がりは1267銘柄と7割を超えた。変わらずは40銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち28業種が下落、5業種が上昇した。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、OLC<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が下落。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も安い。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も軟調。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も弱い。一方、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株が上昇した。

 個別では、小林製薬<4967.T>、さくら<3778.T>、ソースネクス<4344.T>、Gunosy<6047.T>、シャープ<6753.T>などが下落。半面、C&FロジH<9099.T>、プロレドP<7034.T>、CIJ<4826.T>、アイザワ証G<8708.T>、FPG<7148.T>などが高い。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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