日経平均は16円安と小幅続落、取引終了にかけ売り優勢=26日後場

 26日後場の日経平均株価は、前日比16円09銭安の4万398円03銭と小幅に続落。TOPIX(東証株価指数)は同3.16ポイント高の2780.80ポイントと反発して取引を終えた。現地25日の米国株安を受け、日経平均は朝方から売りが先行。その後も弱含みで推移した。後場に入り午後零時42分に、同133円27銭安の4万280円85銭を付けた。あす27日が3月決算銘柄の配当権利付き最終売買日にあたることもあり、下げ渋る動きから上げ転換する場面もみられた。ただ、取引終了にかけ、手じまい売りが優勢となったもよう。東証プライム市場の出来高は15億7175万株、売買代金は4兆3525億円。騰落銘柄数は値上がりが868銘柄、値下がりは734銘柄、変わらずは53銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち14業種が下落、19業種が上昇した。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落。北越コーポ<3865.T>、大王紙<3880.T>などのパルプ紙株や、日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株も安い。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も軟調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、イオン<8267.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も弱い。一方、SOMPOH<8630.T>、第一生命HD<8750.T>などの保険株、ディスコ<6146.T>、荏原<6361.T>などの機械株、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株が高い。

 個別では、CIJ<4826.T>、東急<9005.T>、建設技研<9621.T>、セグエ<3968.T>、プロレドP<7034.T>などが下落。半面、フリービット<3843.T>、三井ES<7003.T>、IHI<7013.T>、あみやき<2753.T>、東エレデバ<2760.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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