日経平均は406円高と3日ぶり大幅反発、プライム値上がり数は8割超え=27日前場

 27日前場の日経平均株価は、前日比406円82銭高の4万804円85銭と3日ぶりに大幅反発。TOPIX(東証株価指数)は同24.65ポイント高の2805.45ポイントと続伸した。きょう27日が、3月期末の配当権利付きの最終売買日にあたることから、権利取りの動きが意識されたようで、朝方から買いが先行。配当金再投資に係る先物買い期待も支えに、日経平均は午前11時29分に、同413円18銭高の4万811円21銭を付け、高値圏で前場の取引を終えた。東証プライム市場の出来高は8億491万株、売買代金は2兆2738億円。騰落銘柄数は値上がりが1364銘柄で8割を超え、値下がりは263銘柄。変わらずは28銘柄だった。

 業種別では、全33業種が上昇した。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が高い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も上昇。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株もしっかり。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、7&iHD<3382.T>、ファストリテ<9983.T>などの小売株、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株もしっかり。

 個別では、西華産<8061.T>、オークワ<8217.T>、JDI<6740.T>、ネットプロテ<7383.T>、グッドコムA<3475.T>などが上昇。半面、CIJ<4826.T>、三井ES<7003.T>、トピー工<7231.T>、小林製薬<4967.T>、さくら<3778.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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