<相場の読み筋>4月9日

2024/4/9 7:45

 8日の米国株式は、NYダウが前週末比11.24ドル安の3万8892.80ドルと小反落、ナスダック総合指数は同5.435ポイント高の1万6253.955ポイントと小幅に続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億9943万株、ナスダック市場が40億7307万株だった。手がかり材料に乏しいなか、方向感に乏しい展開となった。10日には3月CPI(消費者物価指数)の発表を控えていることもあり、積極的な売買は限られた。米10年物国債の利回りが上昇(価格は下落)したことも意識されたようだ。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやペイパル、アルファベット(グーグルの持ち株会社)などが上昇した。

 9日の東京株式は、しっかりした展開か。きのう8日の日経平均株価は、買い先行後、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好だった。先高期待を支えに下値を売る動きは限られるとみられ、動意薄ながら堅調な値動きが見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の後半(8日は151円87-88銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=164円台の後半(同164円51-55銭)とやや円安に振れている。8日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、信越化<4063.T>、日本製鉄<5401.T>、三住トラスト<8309.T>などが、8日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比60円高の3万9450円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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