日経平均は761円安と大幅続落、売り先行後も総じて軟調推移=16日後場

 16日後場の日経平均株価は、前日比761円60銭安の3万8471円20銭と大幅に続落。TOPIX(東証株価指数)も同56.09ポイント安の2697.11ポイントと続落した。現地15日の米国市場で金利高を受けNYダウが6日続落、ナスダック総合指数も続落したことを受け、朝方から売りが先行。手がかり材料に乏しく、弱含みで推移するなか、日経平均は午後1時34分に、同910円48銭安の3万8322円32銭を付けている。その後、下げ幅を縮小する場面もみられたが、総じて軟調に推移した。東京外国為替市場では、ドルに対し円安に振れたが株価の反応は限られた。東証プライム市場の出来高は19億7840万株、売買代金は4兆7835億円。騰落銘柄数は値上がりが169銘柄にとどまり、値下がりは1465銘柄と全体の9割近くとなった。変わらずは18銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち31業種が下落、2業種が上昇した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も安い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も軟調。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も弱かった。一方、テルモ<4543.T>、オリンパス<7733.T>などの精密機器株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株が上昇した。

 個別では、古野電<6814.T>、FPパートナ<7388.T>、ヒトコムHD<4433.T>、TSIHD<3608.T>、トランザク<7818.T>などが下落。半面、テラスカイ<3915.T>、ヨシムラFH<2884.T>、フルマルHD<7128.T>、ダイヤHD<6699.T>、東宝<9602.T>などが高かった。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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