日経平均は251円程度安、買い先行後一転して売り優勢=17日前場

 17日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比251円程度安い3万8219円前後で推移する。朝方は、きのう16日に大幅続落した反動や、自律反発狙いの買いが優勢で反発してスタートした。ただ、買い手がかりに乏しいことや、連日の地合いの弱さから、一転して売り優勢の展開。午前9時38分には、同310円37銭安の3万8160円83銭を付けている。現地16日の米国株式市場は、NYダウが続落の反動で7日ぶりに反発した一方、米長期金利の高止まりで割高感が意識されたナスダック総合指数は3日続落するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比75円高の3万8465円だった。

 業種別では、33業種のうち32業種が下落、1業種が上昇している。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、東電力HD<9501.T>、中部電<9502.T>などの電気・ガス株が下落。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も安い。ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も軟調。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株も弱い。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が高い。

 個別では、Mフォワード<3994.T>、TBSHD<9401.T>、ウイングA<4432.T>、九州電<9508.T>、シグマクシス<6088.T>などが下落。半面、レゾナック<4004.T>、ネオジャパン<3921.T>、大有機化<4187.T>、インターアク<7725.T>、川崎汽<9107.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=154円台の半ば(16日は154円39-40銭)、1ユーロ=164円台の前半(同163円92-96銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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