日経平均は162円程度高、買い一巡後は戻り待ちの売りに上値は重い=23日前場

 23日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比162円程度高い3万7600円前後で推移する。現地22日の米国株式市場では、イランとイスラエルが対立する一方、大規模な攻撃の連鎖が起こっていないことから、中東情勢への警戒感が後退し、NYダウが3日続伸し、ナスダック総合指数は7日ぶりに反発した。これを受け日本株は買い優勢でスタート。午前9時3分には、同379円17銭高の3万7817円78銭を付けている。その後は、戻り待ちの売りに上値は重いようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比295円高の3万7725円だった。

 業種別では、33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落している。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇。東電力HD<9501.T>、大ガス<9532.T>などの電気・ガス株や、、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も高い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も堅調。大林組<1802.T>、清水建<1803.T>などの建設株や、三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株もしっかり。一方、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が下げている。

 個別では、レノバ<9519.T>、ペプチドリム<4587.T>、ビジョン<9416.T>、三信電<8150.T>、東急建設<1720.T>などが上昇。半面、さくら<3778.T>、SHIFT<3697.T>、エクセディ<7278.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>、ラクーンHD<3031.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=154円台の半ば(22日は154円65-67銭)、1ユーロ=164円台の後半(同164円83-87銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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