<米国株情報>ベライゾン、第1四半期はポストペイドの解約率が改善

株式

2024/4/23 10:08

 通信大手ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>は22日に24年12月期第1四半期(1-3月)の決算を発表。売上高は前年同期比0.2%増の329億8100万ドル、純利益が同5.9%減の47億2200万ドル、一時的項目を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同4.2%減の1.15ドルとなり、売上高は市場予想を下回ったが、EPSは市場予想をやや上回った。

 主力のワイヤレスサービス事業部門は前年同期比1.7%増の276億2000万ドルとなったが、ワイヤレス機器事業部門は同6.9%減の53億6100万ドルと減少。機種変更を見送るユーザーが多く、全体の売上を抑制した。

 ワイヤレスサービス部門のうち、ポストペイド(料金後払いの通常契約)の解約者数は全体で6万8000人となったが、市場予想の10万人前後を下回った。個人向けが15万8000人減(解約)となったが、ビジネス向けが9万人増となったため、ポストペイドの解約率は1年前の0.84%から0.83%に改善した。個人向けも会社計画の21万人超を大きく下回っている。ネットフリックス<NFLX>などの動画配信サービスを付加したプレミアムプランの導入が解約の歯止めとして功を奏した。ハンス・ベストベルグCEO(最高経営責任者)は「24年の消費者向けポストペイドの契約者は純増になる方向に進んでいる」としている。

 個人向けのプリペイド(料金前払い契約)は解約者数が21万6000人だった。

 24年12月期については、ワイヤレスサービス事業部門の売上高を前期比2-3.5%増、調整後EPSを4.5-4.7ドルとそれぞれ予想した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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