日経平均は113円高と続伸、プライム売買代金は約1週間ぶり4兆円割れ=23日後場

 23日後場は日経平均株価が、前日比113円55銭高の3万7552円16銭、TOPIX(東証株価指数)が同3.77ポイント高の2666.23ポイントといずれも続伸して取引を終えた。米国株高を受け買い優勢でスタート。日経平均は午前9時3分に、同379円17銭高の3万7817円78銭を付けた。ただ、その後は、手がかり材料難のなか戻り待ちの売りに押され、一時下げ転換する場面もみられた。後場は、上値が重いなかもみ合い商状となり、相場の方向感は乏しかった。東証プライム市場の出来高は14億3044万株。売買代金は3兆7014億円にとどまり、15日(3兆9857億円)以来、約1週間ぶりに4兆円割れとなった。騰落銘柄数は値上がりが936銘柄、値下がりは651銘柄、変わらずは65銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち20業種が上昇、13業種が下落した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇。大林組<1802.T>、清水建<1803.T>などの建設株や、JPX<8697.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株が高い。アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も堅調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、アステラス薬<4503.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株が下落した。

 個別では、レノバ<9519.T>、ミガロHD<5535.T>、宮崎銀<8393.T>、古野電<6814.T>、ペプチドリム<4587.T>などが上昇。半面、さくら<3778.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>、ソシオネクス<6526.T>、SHIFT<3697.T>、タツモ<6266.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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