<新興国eye>ブラジル中銀週報:24年末金利見通しを9.5%に引き上げ

新興国

2024/4/24 8:56

 ブラジル中央銀行が23日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、24年末時点の政策金利見通しは前週予想の9.13%から9.50%に引き上げられた。1カ月前は9.00%だった。5月8日の次回会合時点の見通しは10.25%に据え置かれた。据え置きは37週連続。1カ月前も10.25%だった。25年末時点の見通しは8.50%から9.00%に引き上げられた。1カ月前は8.50%だった。

 また、24年の実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の1.95%増から2.02%増に引き上げられた。引き上げは10週連続。1カ月前は1.85%増だった。25年の見通しは2.00%増に据え置かれた。据え置きは19週連続。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た24年のインフレ見通しは前週予想の3.71%上昇から3.73%上昇に引き上げられた。1カ月前は3.75%上昇だった。25年の見通しも3.56%上昇から3.60%上昇に引き上げられた。引き上げは3週連続。1カ月前は3.51%上昇だった。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、24年末時点の見通しが前週予想の4.97レアルから5.00レアルに引き上げられた。引き上げは2週連続。1カ月前は4.95レアルだった。25年末時点の見通しも5.00レアルから5.05レアルに引き上げられた。1カ月前は5.00レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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