日経平均は765円程度高、買い一巡後も堅調推移=24日前場

 24日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比765円程度高い3万8317円前後で推移する。きのう23日の堅調な値動きに加え、現地23日の米国市場ではハイテク株高を支えに、NYダウが4日続伸し、ナスダック総合指数も続伸したことも追い風に、買いが先行。午前9時30分には、同776円09銭高の3万8328円25銭と、18日以来、4営業日ぶりにの水準を回復した。買い一巡後も、高値圏で堅調な値動きとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比365円高の3万7915円だった。

 業種別では、33業種のうち22業種が上昇、11業種が下落している。ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株が上昇。ディスコ<6146.T>、SMC<6273.T>などの機械株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株も高い。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、信越化<4063.T>、日東電<6988.T>などの化学株も堅調。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株もしっかり。一方、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が下げている。

 個別では、野村マイクロ<6254.T>、KOA<6999.T>、ルネサス<6723.T>、タツモ<6266.T>、コメリ<8218.T>などが上昇。半面、アーレスティ<5852.T>、レゾナック<4004.T>、ストライク<6196.T>、北海電<9509.T>、オービック<4684.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時3分時点で、1ドル=154円台の後半(23日は154円81-82銭)、1ユーロ=165円台の後半(同165円28-32銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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