<相場の読み筋>4月25日

2024/4/25 7:45

 24日の米国株式は、NYダウが前日比42.77ドル安の3万8460.92ドルと5日ぶりに反落、ナスダック総合指数は同16.109ポイント高の1万5712.749ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億3174万株、ナスダック市場が44億5300万株だった。朝方に、米10年物国債の利回りが上昇(価格は下落)し、相対的な割高感が意識され、NYダウは一時200ドル近い下げをみせる場面があった。ただ、25日に米1-3月期GDP(国内総生産)の発表を控えることから、売り進む動きは限られ様子見姿勢が強まった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやテキサス・インスツルメンツ、マイクロチップ・テクノロジーなどが上昇した。

 25日の東京株式は反落後、もみ合いか。日経平均株価は直近3日間で1400円近い上昇となった反動や、現地24日の米国株式が、上値の重い展開だったことから、売り先行スタートとなろう。為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の前半(24日は154円89-91銭)、ユーロ・円が1ユーロ=166円台の前半(同165円54-58銭)と円安に振れている。ドル・円が心理的なフシ目の155円を突破したことで、政府・日銀による円買い介入が警戒されるものの、輸出関連銘柄には支えとなりそう。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、LINEヤフ<4689.T>、ファナック<6954.T>などが、24日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比255円安の3万8185円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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