日経平均は641円安と急反落、日銀会合控えプライム銘柄の4分の3が値下がり=25日前場

 25日前場は日経平均株価が、前日比641円97銭安の3万7818円11銭と4日ぶりに急反落。TOPIX(東証株価指数)も同34.00ポイント安の2676.73ポイントと4日ぶりに反落した。きのう24日に大幅に3日続伸した反動や、戻り待ちの売りが先行。日経平均は、午前10時49分に同737円97銭安の3万7722円11銭を付けた。あす26日、日銀金融政策決定会合の内容が明らかになるほか、植田和男日銀総裁の会見も控え、手控えムードが強まったもよう。東証プライム市場の出来高は7億9020万株、売買代金は1兆9818億円。騰落銘柄数は値上がりが339銘柄に対し、値下がりは全体の4分の3程度にあたる1268銘柄。変わらずは44銘柄だった。

 業種別では、全33業種が下落した。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が安い。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、ディスコ<6146.T>、SMC<6273.T>などの機械株も下落。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も弱い。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も軟調だった。

 個別では、メタウォータ<9551.T>、フューチャー<4722.T>、高純度化<4973.T>、キヤノン<7751.T>、Appier<4180.T>などが下落。半面、航空電子<6807.T>、大真空<6962.T>、フィードワン<2060.T>、グリムス<3150.T>、イリソ電子<6908.T>などが高い。

提供:ウエルスアドバイザー社

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