日経平均は151円高、反発も日銀会合控え盛り上がり欠ける=26日前場

 26日前場は日経平均株価が、前日比151円87銭高の3万7780円35銭、TOPIX(東証株価指数)も同9.54ポイント高の2673.07ポイントと反発した。米IT企業の好決算による支えや、きのう25日に大幅下落した反動から買いが先行。一時戻り待ちの売りに押され、下げ転換する場面もみられたが、時間外取引で米株価指数先物が堅調に推移していることを支えに出直った。日経平均は、午前11時18分に同224円49銭高の3万7852円97銭を付けた。ただ、日銀金融政策決定会合の内容発表を控えることから、盛り上がりには欠ける展開で、東証プライム市場の出来高は7億4752万株、売買代金は2兆77億円にとどまった。騰落銘柄数は値上がりが704銘柄、値下がりは879銘柄、変わらずは66銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち21業種が上昇、12業種が下落した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、アステラス薬<4503.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株が上昇。キーエンス<6861.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も高い。SUMCO<3436.T>、ニッパツ<5991.T>などの金属製品株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も堅調。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株もしっかり。一方、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が安い。

 個別では、ゼオン<4205.T>、ユアテック<1934.T>、明星工<1976.T>、インソース<6200.T>、富士通ゼ<6755.T>などが上昇。半面、東光高岳<6617.T>、柿安本店<2294.T>、愛三工<7283.T>、フタバ<7241.T>、ジェコス<9991.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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