30日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、値幅の大きさに注意

為替

2024/4/30 8:44

ドル・円予想レンジ:1ドル=155円00銭-157円20銭

 30日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=156円台を軸に方向感の乏しい展開とみる。前週末の日銀金融政策決定会合の結果を受けて以降、ドル買い・円売りの動きが止まらず、週明け29日には一時160円ちょうどを付けた。直後に大規模な円買いが観測されて154円台半ばまで急落する場面があった。日本政府・日銀による為替介入との見方もあり、目先は160円ちょうどが上値として意識されるが、きょうは国内外ともに重要な経済指標の発表が多いうえ、「5・10日(ごとおび)」に伴う売り買いが活発化しやすく、値幅の大きさには注意したい。

<主な経済指標・イベント>

国内:3月失業率、3月有効求人倍率、3月鉱工業生産、3月住宅着工統計

アジア太平洋:豪3月小売売上高、中国4月製造業PMI(購買担当者景気指数)、中国4月財新製造業PMI、台湾1-3月期GDP(域内総生産)、タイが休場

北米:米1-3月期雇用コスト指数、米2月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米4月シカゴPMI(購買部協会景気指数)、米4月消費者信頼感指数、FOMC(米連邦公開市場委員会)1日目

欧州:ユーロ圏1-3月期GDP速報値、独4月失業率、ユーロ圏4月HICP(消費者物価指数)

その他:南ア3月貿易収支

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:ウエルスアドバイザー社

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