日経平均は25円高と小幅反発、取引終了にかけ堅調な値動き強まる=2日前場

 2日前場は日経平均株価が、前日比25円66銭高の3万8299円71銭、TOPIX(東証株価指数)も同2.93ポイント高の2732.33ポイントといずれも小幅に反発した。外国為替市場で、政府・日銀によるドル売り・円買い介入の観測から円高方向に振れたこともあり、リスク回避姿勢が先行した。その後は、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることを支えとして、取引終了にかけ堅調な値動きが強まった。午前11時29分には、同26円70銭高の3万8300円75銭を付けるなど、前場の高値圏で取引を終えた。東証プライム市場の出来高は7億224万株、売買代金は2兆888億円。騰落銘柄数は値上がりが593銘柄、値下がりは982銘柄、変わらずは76銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち13業種が上昇、20業種が下落した。三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、東電力HD<9501.T>、関西電<9503.T>などの電気・ガス株が上昇。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も高い。中外薬<4519.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株や、大林組<1802.T>、清水建<1803.T>などの建設株も堅調。山パン<2212.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株が下落した。

 個別では、AOKIHD<8214.T>、マイクロニ<6871.T>、タカラトミー<7867.T>、日本ライフL<7575.T>、北海ガス<9534.T>などが上昇。半面、KeePer<6036.T>、イビデン<4062.T>、住友ファーマ<4506.T>、アイザワ証G<8708.T>、東京きらぼし<7173.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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