(再送)日経平均は394円程度安、株価指数先物に断続的な売りで下げ幅拡大=8日前場

 8日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比394円程度安い3万8440円前後で推移。きのう7日に大幅反発した反動や、25日移動平均線(7日時点で3万8779円)を終値ベースで上回ったものの、同線の水準が意識され戻り売りが優勢となったようだ。株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに下げ幅を拡大、午前9時51分には、同438円23銭安の3万8396円87銭を付けている。現地7日の米国市場では、景気悪化を避けるため利下げを行うとの期待感が継続したが、NYダウが5日続伸した一方、ナスダック総合指数は4日ぶりに反落するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比165円安の3万8715円だった。

 業種別では、33業種のうち29業種が下落、4業種が上昇している。TOPPAN<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が下落。デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も安い。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も軟調。ディスコ<6146.T>、SMC<6273.T>などの機械株や、住友商<8053.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も弱い。一方、パソナ<2168.T>、OLC<4661.T>などのサービス株や、三菱倉<9301.T>、安田倉<9324.T>などの倉庫運輸株、中外薬<4519.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株が高い。

 個別では、宮越HD<6620.T>、キッセイ薬<4547.T>、リコー<7752.T>、ギフトHD<9279.T>、JMDC<4483.T>などが下落。半面、インソース<6200.T>、チャームケア<6062.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>、横河電<6841.T>、エムティア<9438.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=154円台の後半(7日は154円11-12銭)、1ユーロ=166円台の半ば(同165円89-93銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ