日経平均は88円程度高、買い先行後はもみ合い商状に=9日前場

 9日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比88円程度高い3万8290円前後で推移。きのう8日に大幅下落した反動で買い先行スタートした。午前9時20分には、同152円55銭高の3万8354円92銭を付けている。その後は、手がかり材料に欠けるなか、もみ合い商状となっている。現地8日の米国市場では、利下げへの期待感が継続し、NYダウが6日続伸した一方、ナスダック総合指数は続落するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比215円高の3万8425円だった。

 業種別では、33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落している。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が上昇。AGC<5201.T>、特殊陶<5334.T>などのガラス土石株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も高い。ヤマハ<7951.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、伊藤忠<8001.T>、三井物<8031.T>などの卸売株も堅調。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株が安い

 個別では、コーセー<4922.T>、長瀬産<8012.T>、USS<4732.T>、アルプス物<9055.T>、中部鋼鈑<5461.T>などが上昇。半面、レノバ<9519.T>、ヤマトHD<9064.T>、ローム<6963.T>、コカコーラ<2579.T>、世紀東急<1898.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時3分時点で、1ドル=155円台の半ば(8日は155円32-34銭)、1ユーロ=167円台の前半(同166円79-83銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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