安川電機はあす決算、アナリストの見方は?

株式

2019/10/9 12:04

 安川電機<6506.T>はあす10日の引け後に20年2月期第2四半期(6-8月)決算を発表する。中国を主戦場とするロボットやFA(工場自動化)機器の大手メーカーだけに、設備投資の先行指標としても注目度が高い。

 直近の各調査機関のレビューでは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は安川電機の6-8月の営業利益を80億円(前年同期比4割減)と予想している。主力のACサーボモータについて、米中貿易摩擦の深刻化による先進国と新興国の両方での需要減速リスクを指摘。通期の営業利益は会社計画(465億円、前期比7%減)の下方修正発表を想定し、同証券では356億円と見通している。

 クレディ・スイス証券も、同社が通期の営業利益計画を340億-350億円に引き下げると予想。一方、受注についてはサーボモータが底打ちし、ロボットには回復感が台頭するとみる。悪材料出尽くとなる可能性を挙げ、仮に株式市場がネガティブに反応する場合は押し目買いの好機になるという見解だ。

 安川電機の営業利益は第1四半期(3-5月)が前年同期比58%減の72億円で、上期(3-8月)の予想は開示していない。

提供:モーニングスター社

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