高島屋が軟調、みずほ証は「中立」継続、目標株価は1300円に引き下げ

株式

2019/10/21 17:02

 高島屋<8233.T>が軟調。みずほ証券では18日付で、投資判断「中立」を継続、目標株価は1400円から1300円に引き下げている。

 2018年11月20日に2028年満期ユーロ円建CBの発行を発表したことをきっかけに、株価は大きく調整した経緯があり、20年2月期第1四半期(19年3-5月)決算発表時の自己株式取得発表により、株価水準はやや持ち直したものの、PBRが過去20年間の最低水準で推移する状況に大きな変化はみられていないとコメント。不採算店舗の閉鎖など変化はみられているが、資本政策の全体像は不透明なままであり、消費者マインド悪化の可能性や2020年12月のユーロ円建CB250億円の償還などを考慮すると、株価指標面での見直しが入る可能性は低いと判断しているという。

 また、会社側では、2021年2月期からの長期計画は、期間も含めて見直しを行う方針を示しており、百貨店本業の収益回復策とともに変化がみられるか注目するともしている。同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、20年2月期280億円(前期比5%増、従来300億円、会社側計画は280億円)、21年2月期290億円(従来315億円)、22年2月期300億円(同325億円)と試算している。

 21日の終値は前週末比変わらずの1232円。

提供:モーニングスター社

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