日経平均は50円程度安、買い先行後は株価指数先物に断続的な売りで下げ転換=23日寄り付き

 23日午前9時22分すぎの日経平均株価は、21日終値比50円程度安い2万2500円前後で推移する。午前9時19分には、同91円01銭安の2万2457円89銭を付けている。朝方は、21日は終値ベースで年初来高値を更新するなど、堅調な動きだったこともあり、買い先行でスタート。その後、株価指数先物に断続的な売りが出たことから、一転して下げに転じた。現地22日の米国株式は英国のEU(欧州連合)からの離脱に対する不透明感から反落したものの、シカゴ日経平均先物の清算値は、21日の大阪取引所終値比115円高の2万2685円だった。

 業種別では、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株が下落。NTTドコモ<9437.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、東洋紡<3101.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も安い。日立<6501.T>、ソニー<6758.T>などの電機株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も軟調。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も下げている。

 個別では、キャリアイン<6538.T>、丸和運輸機関<9090.T>、ジューテック<3157.T>、ゲンキードラ<9267.T>、ローム<6963.T>などが下落。半面、NSW<9739.T>、コロプラ<3668.T>、インソース<6200.T>、多木化学<4025.T>、三桜工<6584.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=108円台の半ば(21日終値は1ドル=108円56-57銭)、1ユーロ=120円台の半ば(同121円20-24銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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