アンリツが急落、通期の業績予想を上方修正するも材料出尽くし感

株式

2019/10/31 16:29

 アンリツ<6754.T>が急落。30日引け後の決算発表で、20年3月期の連結業績予想(IFRS)を上方修正したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は一時前日比26円高の2199円まで買われたが、96円安の2077円まで値を下げている。

 20年3月期について、予想売上収益を従来の1020億円から1030億円(前期比3.4%増)に、営業利益を100億円から115億円(同2.3%増)にそれぞれ引き上げている。主力の「計測事業」において、5G(第5世代移動通信システム)関連のモバイル市場向け開発用計測器需要が順調に推移。特にアジア地域で5Gの開発需要が計画を上回る見込みとなった。20年3月期上期(19年4-9月)は、売上収益498億800万円(前年同期比12.3%増)、営業利益66億3200万円(同90.5%増)と、「計測事業」のけん引で好調に推移した。

としている。

 31日の終値は前日比92円安の2081円。

提供:モーニングスター社

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