日経平均は50円程度高、買い先行後もしっかりした値動き=11日寄り付き

 11日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前週末比50円程度高い2万3442円前後で推移し、しっかり。午前9時8分には、同79円95銭高の2万2471円82銭を付けている。前週末8日に、底堅い動きをみせ年初来高値を更新したことや、現地8日の米国株式が続伸し、NYダウが連日で、ナスダック総合指数が3日ぶりに史上最高値を更新したことなどから、買いが先行した。ただ、戻り待ちの売りが出ているもようで、上値は重いようだ。シカゴ日経平均先物の清算値は、前週末8日の大阪取引所終値比90円高の2万3470円だった。

 業種別では、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が上昇。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も高い。AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も堅調。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も上げている。

 個別では、アイスタイル<3660.T>、クックパッド<2193.T>、FUJI<6134.T>、ビジョン<9416.T>、レオン自機<6272.T>などが上昇。半面、豆蔵H<3756.T>、ラウンドワン<4680.T>、ブックオフH<9278.T>、保土谷化学<4112.T>、サイネックス<2376.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=109円台の前半(前週末8日終値は1ドル=109円28-29銭)、1ユーロ=120円台の前半(同120円73-77銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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